写真はスコットランドのケルティック・クロス
ハロウインなのでケルトのお話
ハロウインは古代ケルトの " Samhain祭 "が起源といわれている。
新しい年と冬を迎える祭りで、この日の夜に死者の魂が
家に帰ると信じられている。日本のお盆の習慣のようです。
ケルト神話には「浦島太郎」のような日本の民話共通する話が
沢山あります。
ケルト神話には「浦島太郎」のような日本の民話共通する話が
沢山あります。
そんなケルトとキリスト教の合作がハロウインのようです。
ケルトの神話では地下は死者の世界、地上は生在る者の世界とされていて
冬は死者の世界、夏は生者の世界とも考えられていました。
一日の中でも夜は死者、昼は生者で、その切り替わり時の
夕暮れは(魔界のどき)は日本のようにお化けや魔物ではなく
ゴブリンやドワーフなどのフェアリー達が支配する世界らしい。
ロマンチックですね。
夕暮れは(魔界のどき)は日本のようにお化けや魔物ではなく
ゴブリンやドワーフなどのフェアリー達が支配する世界らしい。
ロマンチックですね。
スコットランド、アイルランド、コンウォール、ブルターニュ、
島ケルト四地区と呼ばれる地域がある。
それぞれにケルト民族の文化をアイデンティティとして暮らして
いる人々が住む場所である。
ここにウエールズが入ることもあるが、僕がケルト音楽を調べた
範囲では、現代のウエールズはすっかりイングランドなっていて
ケルト音楽を遡ることは難しかった。ウエールズ商務省の日本
事務所の方の話でもイングランドの民謡の話になってしまった。
僕は十年ほど前からケルトが大好きになった。
と云うよりもケルト神話やケルト文化、ケルトに興味を
持っている人が好きのようである。
ケルトと云えばケルト文様やエンヤを思い出す方が多いと思う
日本にとっては遠い国のとても昔の文化であり
つい最近までは一般的ではなかったと思う。
アイルランドのブルー・ナ・ボーニャの石室墳前の巨石
ケルトの渦巻き文様が刻まれている
僕がケルト文化を知ったのは龍村仁監督のガイヤシンフォニー
第一番の制作に携わったとき、ケルト文化の優れた研究者である
鶴岡真弓さんとご一緒させていただいたのがきっかけである。
エンヤと共演する出演者としてお会いした。
鶴岡さんの著書『ケルト/装飾的思考』を読ませていただいた
のがケルトとの出会いである。
この著書はケルト文化にとどまらず、ケルト文化がキリスト文化と
どう向き合ってきたか、文化の闘争の歴史までもが書き表されており
とても興味深く読ませていただいた。
ケルト文化は様々解釈があり、学説的にはまだ途上にあるように
思える。文字を待たず、紀元前800年頃にはヨーロッパ全土を
覆うほど勢力を誇り1000年にも及ぶ歴史は
極めて広範囲で永く、多様であり研究が
とても難しいのだろうと思う。
それ故、僕のような史跡や音楽、伝承などを素人的な視点で
ながめている者にとっては神秘的で興味深く、豊で自由な
発想が出来る素敵な素材である。
ケルト文化は日本文化に共通するアニミズム的な精神性が
色濃くとても共感できる部分が多い。
もっとも興味を持ってからのケルトを題材にした書籍や映画、
音楽の影響が大きくたぶんに大きく、自分なりの
勝手な自己解釈ではあるが・・。
映画と言えば
2004年のアメリカ映画「キング・アーサー」
監督アントワン・フクーア
主演クライヴ・オーエン
グウィネヴィア・キーラ・ナイトレイ
の風景と装飾、時代感が好きだ。ストーリー、演出的には???だけど
ケルト関連映画としては良かったと思う。
近視眼的な日常生活にお悩みの方は是非ケルト文化をご覧になられては
いかがだろう。神秘的な歴史も良いものです。
僕のイメージするケルトは氷雨、細流、ヒース、
そんな荒涼たる自然の中の人の存在です。この写真はスコットランド
に行ったときのものですが、気に入っています。
写真はスコットランドの北部
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