Composition

2010年10月12日火曜日

Academia Nacional del TangoとCafe Tortoni

ここには必ず行きたいと思っていたアルゼンチン国立タンゴ学院
長い歴史を持つカフェ・トリトーニ

1990年に設立されたアルゼンチン国立タンゴ学院
 (Academia Nacional del Tango) の入り口です
格調高いですね。この時は中にはいることは出来ませんでした。
ご覧ください。
今回レコーディングしてきたMUJI BGM10に参加したバンドネオン奏者
Fernando Danilo Tabordaさんはこの学院の教授。
何人かの日本人にも教えた経験があるそうです。

タンゴ学院の1階はカフェ・トリトーニというよりも
カフェ・トリトーニの上にタンゴ学院が出来たといったほうが良いほど
古い歴史を持っています。写真でもわかるように創業1858年という
老舗です。


店内はレトロでエレガントです。
観光客らしき人が少ないのに驚きました。

店内の壁にはTangoの巨匠たちの写真や肖像がなどが飾ってあり
まさにtangoミュージアムのようです。
たぶん地元の人にとっては身近なものとして生活の一部に
しているように思えました。

1950年のアルゼンチンの重要なタンゴ映画 ARRABALERAの
の主演女優あり、ダンサー、歌手としても活躍した
Tita Merelloの肖像がです。

1935年飛行機事故で不慮の死を遂げた
タンゴの歴史上さも著名な人物、タンゴ王とも呼ばれ歌手で
ソングライターで俳優のCarlos Gardelも居ました。

1900年代の作家 Eduardo Blanco Amorの顔も見られます。

ボカ地区の風景画でしょうか当時の雰囲気が現れています。

店内の一角には当時のシーンを再現したものが展示されています。

照明も当時のものでとても美しいものがありました。

おきまりのカット。たぶんこのペーパーナプキンやシュガーバックも
当時のデザインのままなんだろうと思います。

歴史を大切にするのはたぶんアイデンティティが触れ動く大陸の人々の
環境によるもだとおもいます。
「変わるもの」「変わらなくていいもの」「変えるもの」の選択が
実に見事だなと思います。

都市や生活、文化、歴史を総合的に考え合意形成出来る文化に憧れます。

個人主義の集まりの全体と全体主義の中の個人の違いかな。
社会構造の元が違う気がします。


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