ワインはあまりよくわからない。ワインにとても詳しい友人がいて、
ボディがどうの何年もののワインはブドウが良かったら是非飲んでみるべき
だと教えてくれるが、どうも僕の頭には入っていかない。
もともと酒は食事の友だと思っている僕は食べるものと大きく
喧嘩しない限りどんなものでもかまわないほうである。
もうずいぶん永いこと酒を飲んでいるがビールだけは
あまりうまいと思ったことがない。体が水分を欲しがっているときの
飲み始めの1杯のビールは美味いと思うときがある。
でもぜいぜい小さなグラスに1杯である。
そんな僕にとってアルゼンチンはワインの産地でもあり
ビールを飲まなくて済んだのがとてもうれしかった。
そしてワインもどちらかというとがぶがぶ飲むタイプだし、
値段も手ごろで食事の度にワインを飲んでいた。
写真は電車で1時間ほどブエノスアイレス市を離れた町の
レストランのワインである。
かわいい女性がお給仕をしてくれて、うまいワインと肉が一層引き立ち
とても贅沢な時間を味わうことが出来ました。
周りはこんな感じのパンパ
表の道をアルゼンチンのカウボーイ、ガウチョが馬をつれて通る
町の中はのんびりとしたたたずまい
別の店の店内
おしゃれな店内でお茶をした
犬も木陰で昼寝
奥さんは自転車でお買い物
静かな午後の静かな町で犬の昼寝とガウチョの仕事を拝見しながら、
焼きたてのうまい肉とうまいワインを飲んでいると
豊さにじわじわと包まれていく。
この豊かな時間の対価がとても安いのである。経済格差のせいもあるが、
もともと食品物価が安いように思う。
僕が美味いと思った赤みの牛肉が1kg500円である。
ホテルのコーヒーが600円だったのでやはり食材は安いのである。
一緒に行った先輩が・・「悔しいな〜なんだこの豊かさは・・。
日本はどこかおかしいんじゃないか・・」的なことを話し出した。
経済が破綻した国と成長を続ける国、のんびりと生活を楽しむ国と
あくせくと働かなければならない国。
日本でばりばりと仕事をし、大成功した先輩の
言葉が妙に残った日だった。日本は変なのかも知れないね。
引退したらブエノスアイレスに住みたいと思った。
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